■ 電子部品メーカー

私たちは感性豊かな人づくりを目的として、全国の社員が集まり
元気が出る講演をメインとしたフォーラムを年に一度開催しています。
回を重ねていくうちに社員からこんな声がありました。
フォーラムは年に一度。
確かに元気をもらえるんだけど、この日は仕事をしている日とは違う特別な日。
日常とはつながらない非日常
フォーラム直後は自分も何か動き出そうと前向きな気持ちになるが、
時間が経つと忘れてしまう...。
そこでスタッフは、年に一度のフォーラムだけでなく、普段からいいものに触れること。
日頃の種まきと土壌づくりを考え始めました。
ちょうどその頃「成長のヒント」との出逢い小田さんとの出逢いがあり、
これだ!と、ピーんときました。

1) 成長のヒントを朝礼で輪読
いい言葉の習慣がいい心構えをつくる。
日頃から感性を磨いておくことが大切だと考え
「成長のヒント」を1ページに1日分ずつ掲載した冊子をつくり各職場に配布。
冊子の名称は「月刊どぜう通信」としドジョウのイラストを加えました。
(土壌づくり ⇒ どじょう ⇒ どぜう)
朝礼の最後に「今日の成長のヒント」として、日々のヒントを(2回)読み上げ
読み上げた人が、感じたことをコメントする。
成長のヒントといういい言葉との出逢いを通じて毎朝、分かち合い、
一人ひとりが自分と対話する。そんなことを始めました。
2) オープニングムービーに成長のヒントを引用
年度毎のフォーラムのコンセプトメッセージと朝礼で輪読した
成長のヒントを音楽(コブクロ)と映像(社員の写真など)に載せたムービーを作成。
何かが始まりそうなワクワク感と日々の輪読の振り返り、
両面を併せ持つオープニングムービーとして「成長のヒント」を引用しました。

● 朝礼に関する社員の声(抜粋)
一言コメントの前に「成長のヒント」を輪読することで周りの社員から、
前向きなコメントが多く出るようになった。
結果として、朝礼全体が明るい雰囲気になりました。
朝礼で輪読している「成長のヒント」に日々元気と勇気を貰っています。
営業/外回りでお客さんに叱られて帰ってきたとき、デスクに戻ると
「成長のヒント」で凹んでいた気持ちが元気になり、顔晴ろうと思えるようになった。
● ムービーへのコメント(抜粋)
朝礼で輪読している「成長のヒント」がじっくりと写し出され、改めて心に染み入る感覚を持てました。
過去を振り返って新たな感動を受けました、毎日の「成長のヒント」とのつながりを
表現されてよかったと思います。
毎朝聴いている「成長のヒント」をオープニング映像で再確認し、改めて考えさせられた。
映像と一緒に「成長のヒント」があり、朝の輪読にも増して心に響き感動しました。

中国や香港に出向している日本人スタッフにも同じように「成長のヒント」を送りました。
すると現地の日本人スタッフが「これは いい!」と成長のヒント
中国語バージョンの冊子をつくり、現地のローカルスタッフ中国人や香港人も
同じように朝礼で「成長のヒント」を輪読し、コメントすることが始まりました。
ローカルスタッフにとって成長のヒントは、
日本のことを学べる考え方を学べると大変好評でみんな一所懸命。
現地で働く日本人も中国、香港の現地スタッフも成長のヒントとの対話をするようになりました。
成長のヒントは自分の中にある前向きな心を引き出してくれる。
海外で働く日本人には元気と勇気を与え中国人・香港人も自分に当てはめて考えはじめる。
そんな意外な展開になりました。